エントリは生き物

これはシナ千代先生の文脈という言葉 - シナトラ千代子
のエントリに触発されて書くんだけど、これからはどんどんエントリのコンテンツのみが重視されていく*1だろうなと。だけど、ネット上でエントリ内容のキーワード分析が自動的に行われて、勝手に関連記事にリンクが張られていくようになると自動的に同じ書き手の記事が連携されたりして、自然と「文脈」が形成されていくんじゃないかなぁ とオデは思うので、「心肺ゴム用」と「心配御無用」って似てるなっと思った。

*1:この動きってテレビ番組がハードディスクレコーダのキーワード録画という"フィルタ"によって振り分けられることにも垣間見ることが出来る

書き手の嗜好という署名

上の続き。
どうして、同じ書き手の記事が自動キーワードリンク(自然リンクって名付けてイイっすか?)によって連携されていくかというと、大体、個人の考える内容の方向性って意外と似たかヨタカの星で、どうしても無意識に個々の記事群に共通性が生じてくる(エントリというアイデンティティ)。で、この共通性を分析できる位のエージェントがネット上に実装されれば、自然と同じ書き手の記事群が結びついちゃうと思うんです。

自然リンクで何が嬉しい?

似たようなジャンルを弁別できるようなエージェントがネット上に実装されて勝手にエントリ同士にリンクを張れるようになると、読み手は自分の興味のある記事を芋ずる式に手繰り寄せていく事ができると。そーすっと、読み手はそのうち、自分が良く読む記事の著者が共通していることに徐々に気がつきはじめるワケッす。結局、この読み手が「著者」を再認識できる過程を手助けすることがこの自然リンクでは可能なので、「文脈」がちゃんと認識されてるかどうかという心配は少なくなる("無くなる"とは言わない・再認識の過程は未必なので)じゃないかなと思います*1

  • 追記

なによりも、書き手が関連記事にpermalinkを手動で張ったり、TB送ったりという手間が省ける。読み手も記事の手動によるジャンル分けから"やや”開放される(調整は必要)。しかも、失礼なリンク(今ならTBか?)をつなげてしまっても
「いや、(オレでなくて)エージェントがやったコトっすから」
とポリポリできる。

*1:まぁ、そのためには記事群に時系列のタグが必要ですが

うーんと、それで・・・

でもこの自然リンクを書き手は快く思わないケースも発生しそう。バカなエージェントがキーワード分析を誤って関係ない記事と記事を結びつけちゃったりするかもしんない*1。だから、書き手は自分のエントリに自然リンクをつけても良いかどうかを設定できたり、リンクするキーワードを制限できたりすればいいと思うすよ。または、ヘッブの法則を利用して、読み手が自然リンクを辿る頻度の低いリンクパスは消えていって、高いものだけが生き残るようにすれば自然リンクを悪用したスパムリンクや誤結合リンクもある程度防げるような希ガス

  • 追記

ただし、ヘッブの法則を用いると、情報の局在化を招く。人気のあるエントリにはバカバカ自然リンクが付加されて、人気のないエントリはココみたいに瑠璃の島化するという。これは知られたくない事実に人気のないキーワードを付加することによってリンクパスを減らし、読み手から光学迷彩化することができちゃう、イワユル自然リンクハックが可能てこと。中国の施政者なんかにはうってつけだよね。

*1:言及のないTB論争はその象徴。

エントリか文脈か?

って問題って本屋の
「ジャンル別」か「著者別」かていう問題ににてるよね。


似・て・る・よ・ねッ!!!

  • ついでにエントリを「本」に例えると

何気に読んだ「ドグラ・マグラ」にハマって(1次段階:エントリに初遭遇)、
そこから関連本としてミステリ・オカルト・荒俣宏をめぐりめぐって再び(2次段階:自然リンク辿り)
本棚を遠くから眺めたら、たまたま夢野久作の「本」がチラホラと並んでいて、
「ああ、オレって夢野久作ファンだったんだー」と感慨と共に、改めて夢野久作関連の本を漁る(3次段階:「著者」というカテゴリ・フィルタによるリンク辿り)。
で、漁ったあとでの「ドグラ・マグラ」の再読は当初読んだのとは違う印象を受ける。これが最終的に夢野久作の「文脈」を理解したということになる*1。というかなってほしい(文学モヒが来ませんように)。
ちなみにAmazonの「コレを買った人はアレも買ってます」っつうのは自然リンクを体現してるダスなぇ。

*1:もちろん自然リンクはこの3段階を加速させる方向に働く・・  といいな♪

で「自然リンク」って実装されるのかい?

って問われれば
「知〜らない」
としか答えられねぇんすけど、だけどこういう機能ってもう既にニュースサイトなんかでドメイン(サーバ?)内では実現されてる*1ので、コレがweb全体に広がるだけだと思う・・・自信ない。

  • 追記

ここでいう「自然リンク」ってRSSリーダーなんかの外部ツールや自動ニュース生成やBloglineなどのサービス、はてなのキーワード機能とかがそれぞれ一部づつ実装してるんだけど、それらよりも、もっと立体的で互換性を持ったモノを指してると思ってくらはい。従来の機能では最終的に振り分けは手動だし、つながりが記述的(1次元的)で、芋ずる式に辿りにくいんじゃないかと・・。ディープリンクや過去ログが嫌われるのは全体的な関連性がグラフィカルに受け取りにくいためじゃないかなぁ。まとめサイトが持てはやされるのもソレが理由っぽい。みんな暇なくせに(失礼)すぐに知りたがりだ。

でも、この「自然リンク」ってのに一番近いことをやってるのが我らが「ゴーゴーはてな」だと思う(最終的にはてなヨイショ)。 

*1:Hotwired、yahooニュース スラッシュ・ドット、x51.org、実例あげたらキリが無い

雑感半島

  • 久しぶりに

真面目(?)な記事書いたので疲れた。どうせ、誰も見てないけど(T_T)

  • 今帰ってきました。

落ち着けぇ〜、落ち着くんだぁー、自分。


ギャーーーッス!!
人がいっぱいだぁー(ホントはいっぱいて程でもない)!!

  • 人のこと言えないけど

WEBの未来とかすきだなぁ、みんな。

  • 改めて

うっわ、エントリなっげ。普通読まねぇよな、コレ。・・しまった。

  • ちなみに

課題となるエントリをあげた時点でエージェントが議論の場(自然リンクで相互結合された課題内容に関連するエントリ群)に誘導してくれるので、同じ議論の繰り返しはある程度防がれる。つまり、今回のlaiso先生の仕事を自然リンクのエージェントがロハでやってくれる。

  • ただなぁ

コレを実装するとブラウザのインターフェースがJMみたいにならないか母さん心配。ダンカン、コノヤロ。

  • チバシティならぬ

ムサシノシティになったりして。

  • うーーん、でも・・

「文脈」理解までの3段階を読み手が辿る保証はねぇし、書き手に読み手の「文脈」理解まで待つ「忍耐力」が要求されるなぁ、困ったんがー。時系列っつうのはどうにもならんね。誰かタイムマッシーンをお願い。ソレがあれば全て解決。

  • 「シュコォーー シュコォーー」

じゃなくて「シュコォーー プァーー(息苦しさに負けて口で息する音)」
だと思う。