インプリメント・コード

えーっと・・、ひk じゃなかった、Hが発作で倒れたので、奴が書きたかったことをワタクシあこギ〜ナが代筆いたします。

  • 人間は二つのレイヤーでコミュニケートしている。
  • ひとつは言語的レイヤー、もうひとつは非言語的レイヤー。
  • 非言語的レイヤーにおいても、意識に昇りやすい情報と昇りにくい(意識下)情報に分かれる。
  • この非言語的レイヤーレベルでの意識下の情報がその人の印象を決定づける。これは日常において"オーラ"と例えられることが多い。
  • ここまでの話は今までの既存の研究分野で繰り返されてきた話。
  • 確かに、非言語的レイヤーレベルでの意識下の情報は重要だが、殆どの場合、それを変えることは出来ない(静的情報)。人の印象が変わりにくいのはこのため。
  • Hが言うには、本来、意識上で全て処理されるはずの言語的レイヤーでも、実は意識下での処理が行われてるとのこと。
  • 言葉にはひとつの意味だけでなく複数の意味候補がある(多義性)。
  • その意味候補は言葉同士の組み合わせ・配置で任意に決定される。
  • しかし、文章の構造によって、それぞれの単語の意味が一意的に決定されても、他の意味候補が完全に消去されるわけではない。
  • 本人の意識下で、採択されなかった単語の意味候補同士がお互いに連合し、本来の構文の意味とは全く異なる構造が形成される(もちろん、文法・構文的には無効・成立しない)。
  • これは言葉の多義性による”連想”である。
  • ダジャレやアナグラム、逆さ言葉などは、本来の文の持つ構造と、その下に潜むもうひとつの(実際は複数存在する)意味構造のギャップを楽しむ行為である。
  • 一見、言語の構造は無機的・システマティックのように見えて、実は非常に情動と強く結びついている。
  • それゆえ、潜在的な意味構造にも特定の情動の兆しが付随する。
  • なので、同じ事を伝える場合でも、単語の選び方や文における単語の配置によって潜在的な意味構造も変化し、相手に与える印象、快・不快も異なってくる。
  • "言いまつがい"もこの潜在的意味構造に本来の構造が引きづられた結果である場合が多い。
  • Hはある"能力"を用いて、言葉や会話文が持つ「潜在的な構造」の共通部分を少しずつ調査した(それぞれの言葉が持つイメージは個人によって様々であるため)。
  • その結果、その殆どの人々に共通する言葉の多義性とその組み合わせから、人工的に文章内に相手の情動をコントロールするような潜在的構造を作り上げる方法がわかり始めた。
  • 言語レイヤーにおける、この潜在的な意味構造は文章とともにパラメトリックに変化可能である。それゆえ、静的な情報である非言語レイヤーにおける潜在的情報に比べて、言語レイヤーレベルでの潜在的な意味構造は動的な情報であり、コントロールしやすい(ファッションセンスやルックスは変えにくいけど、言葉を変えることはそれに比べてたやすい・・・かも)。
  • これを利用すると、本来の意味構造的には一見、当り障りの無い、何でもない会話でも、その会話中に相手の心理状態をコントロールする「インプリメント・コード」を忍ばせることができる。
  • 実は潜在的な意味構造を制御することはみんなが日常的に行っているが、殆どが無意識で行われている。それを系統的に調べ、意識的に制御できるようにしたのがHが言うには"画期的"であるらしい。
  • ところが、その研究結果を記した内容(大学ノート)を同門の者(誰かは聞いてません)に暗記され、"情報"を盗まれた そうです。
  • 余談。その情報を暗記した奴は今でもそれを利用し、ある"仕事"に続けてるそうです。まぁHの推測ですが。