黒木「ブログの登場はそのような書き手依存の形態を破壊したと?」

ako「完全にではないですが、その傾向は強くなりました。書き手の個性はエントリを構成する数多くのtagのひとつでしかなくなったのです。このようなエントリを中心とする構成が可能になったのもブログがコミニュケーションツールとして発達したおかげです。先ほど述べたように、サイトで情報を発信することは発信者に多くの負担を強いることを意味しました。ところがツールの発達により、デザイン性、構造性、意味配置が標準化され、書き手はコンテンツの作成のみに集中することができ、気軽に情報発信ができるようになったのです。また、このようなブログの発達は同時にエントリに直接アクセスするRSSなどのメソッド・ツールの登場も促しました。」