「常識」というエントリ群

一般に常識とか周知の事実とか呼ばれてる知識群って、単に参照される頻度が高いだけで内容の信憑性とは関係無いのかも。参照回数が多いほど、みんなの頭の中に刷り込まれて、権威付けされてくるという、なんか閲覧者(もしくは推薦者)の数で順位が決まる人気サイトランキングのしくみに似ている。
都市伝説はこのしくみをハックしようとして失敗した、常識になりそこなった知識群とも言えるかな。
単に参照数によって権威付けされるのではなくて、関連する事象が自動的にすぐ見れるようにすればホントかどうかすぐ確かめられるので都市伝説のような誤謬も防げるし、関連するリンク数を新たな信憑性の単位として代替できる(この場合、ウソ若しくは間違った関連リンクは不特定多数のユーザーによってスポイルされる ・・・と思いたい)。
こうすれば、みんなの興味の無い(関連リンクの少ない)知識は例え事実でも「常識」とはならないという既存のルールにも抵触しないしね*1トリビアで取り上げられた途端に関連リンクがバカスカ付いたりして。
あ、ちなみに関連リンクは知識の内容によって自動的に生成されるものとユーザーが記述できるものと2種類あるとします(自動生成されるリンクでその知識が真実かどうか各ユーザーが判断し、間違ってる場合、リンクを手動で切る)。*2

こんな風にすれば、ソーシャルでミームチックな現実のコミュニケーションとWeb上におけるネットワークの融和性を高められると思うンだけどな。web上のネットワークのインターフェースが現実のネットワークを模倣し、尚且つ拡張するという目的にかなってるし。

  • 追記

やっべ、webと現実の境目が分からないまま書いてはるこの人!

*1:ただし、この方法だとみんなの興味を引かない知識とウソ知識を区別する方法が存在しない。困ったなー

*2:ただし、この場合、各ユーザーのメディアリテラシーに委ねられるというのが弱点か?リテラシーが低い場合、チェンメのように巨大なウソ八エントリ群(ネットワーク)が形成される可能性もある。