人力検索:喫茶店でコーヒーを頼んだら紅茶が出てきたので替えてもらった というあらすじの、小説風の単文を書いてください。

[1]

  1. 「あのぉ〜コーヒーをご注文のお客様〜」
  2. 今、コーヒーをオーダーしたお客さんを求めて全力疾走している私はごく一般的なウェイトレス。強いて違うところをあげるとすればちょっとドジなとこかナ----
  3. そんなわけでコーヒーをオーダーしたらしいお客さんのテーブルへやってきたのだ。
  4. ふと見ると待ちかねたお客さんが一人テーブルに座っていた。
  5. ウホッ!いいお客・・・
  6. そう思っていると突然そのお客さんは私の見ている目の前で私の持ってきたコーヒーを一気に飲み干したのだ・・・!
  7. 「紅茶じゃないか」
  8. そういえば、私はてっきりコーヒーを持ってきたつもりで紅茶を持ってきてしまったのだ。いっけなーーい!
  9. 「いいのかい、ホイホイ持ってきちゃって?オレは間違ったオーダーでもかまわないで飲んじまう人間なんだぜ」
  10. 「こんなドジ、初めてだけどいいんです、私・・・。お客さんみたいに間違ったオーダー品でも飲んでしまう人、好きですから・・・。」
  11. 「うれしいこと言ってくれるじゃないの?それじゃぁとことん注文してやるからな。じゃぁまず、今度こそコーヒーを」
  12. 「かしこまりました!」
  13. 私は失敗を取り返そうと張り切って厨房へ踵を返しかけると、そのお客さんが再び声をかけてきた。
  14. 「いいこと思いついた。お前、ここで"お前の"コーヒーを淹れろ」
  15. 「は?」
  16. 「は?じゃない。ここで"お前の"コーヒーをこのカップの中に注ぐんだ・・・!」
  17. 私はやっとその意味がわかり思わず顔が真っ赤になった。
  18. 「えーっ!?ここでですかぁ!」
  19. 「ウェイトレスは度胸!何でも試してみるのさ。きっと気持ちいいぜ?」
  20. いくらミスしたからといって、ウェイトレスにそんなこと要求するなんて、なんてお客なんだろう・・・。
  21. しかし、お客さんの差し出す硬く引き締まった陶器のティーカップを見ているうちにそんな変態じみたことをためしてみたい欲望が・・・!
  22. 「それじゃ・・・淹れます・・・!」
  23. 私はしゃがみ込むとティーカップを下に置き、やわらかな布地を脇に寄せ、"私の"コーヒーが出るのを待った。
  24. 徐々に大きくなる店内のどよめきをよそに私は"私のコーヒーメーカー"に神経を集中させていた。
  25. やがて、コーヒーは私の"サイフォン"から一滴づつしたたり始め、その勢いは少しづつ増していった。
  26. 「いいぞ・・・ティーカップにどんどん入っていくのが見えるよ」
  27. 「ジョボジョボジョボジョボ・・・」
  28. 「くくっ・・・おい、色までコーヒー並じゃないか・・・そして香りも・・・こりゃエスプレッソなんてもんじゃねぇ・・・!」
  29. 「ぅう、恥ずかしい・・・!」
  30. この初めての体験は店内のお客さんたちの視線の激しさもあいまって、私に今まで味わったことの無い快感をもたらした・・・!
  31. あまりに激しい快感に私のコーヒーは止まらなくなってしまった。
  32. 「そのぶんだとそうとうガマンしてたみたいだな・・・ふっ・・・オレはお代わりを注文した覚えはないぜ。ティーソーサーまでこぼれてしまっているじゃないか・・・ん?ちょっと、淹れ過ぎじゃないか?・・・おい、いつまでだs・・・お、おい、ちょっと、おい・・・!」
  33. 私はコーヒーを放出する快感と共に、私のコーヒーメーカが壊れてしまったことをそれとなく感じていた。
  34. 「お、おい!!お前いい加減に、床に広がり始めてるじゃないか・・・!うぷっ!それにこの臭い・・・!おい、ちょっと、おい、店長!!店長はいないのか!!おおい誰か!」
  35. 私はどんどん勢いの増すコーヒーを淹れながら、店内が徐々にパニック状態となり、お客さんが逃げ出し始めても、もうどうする事もできなかった。
  36. 床全体を覆い始めたコーヒーは踝がつかるほどにまで量を増し、すぐに膝に達するまでになった。
  37. やがて奔流となってコーヒーは店外へ流れ出し、まだ店内に残っていたお客さんまでも外へ押し流した。その押し流されていく人々の中にさっきの客と店長の姿が見え隠れした。
  38. そうして、私は数時間以上コーヒーを淹れ続け、私のコーヒーは町中の通りを全て河と変えたのだった。
  39. その河の中を全裸の男女がなにやら歌いながら練り歩いていく・・・。
  40. 月光仮面のおじさんは〜正義の味方よ良い人よ〜モカ色耳毛で現れて〜どぅっどぅっどぅ・・・青いくるみも押し流せ、すっぱいかりんも押し流せ、梨花の背中はシミだらけぇ・・・」

[2] 解説
  
・・・めんどくせ。