美人OL まゆみの無修正動作 - オフィス・イン・ザ・ヘル


このエントリには過激な暴力表現や度を越した誤字脱字が含まれています。
心臓の弱い方、汁が出やすい体質の方、はてなのことばっかり考えている方はご視聴をお控えください。また、危険ですので、窓から手をだして"おっぱいの柔らかさ"を実感しようとしたり、与太郎行進曲の割り箸アッパーなどのマネはなさらないようにお願いします。
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それではご覧下さい。
その刹那、後からの殺気を感じたまゆみは倉橋の眼窩に深く突き刺さった指を素早く引き抜くと、倉橋の目から万国旗が繰り出される。構わず、振り向き様に背後まで迫っていた相手の首筋に手刀を叩き込んだ。通常の人間ならばこの一撃で気を失ってしまうのだが、手刀を受けた経理の高橋はゴリッという鈍い音を立てながらも、まゆみを掴もうとする両腕の動きを止めようとはしなかった。背後で倉橋課長が倒れ伏す音を聞きながら、高橋の水月に第二打を見舞う。内部から体内組織を破壊する必殺の掌打であったが、今や既に死んでいる(生物学的にではなく人間的に)相手には毛ほどの効果はなかったようだ。臼歯に挟まった肉片から漂う死臭を嗅げるほど高橋は大きく口を開くと、信じられない速さで顎を突き出した。危うく噛み付かれるところを、まゆみはスウェーバックでよけると、そのままバク転をしながら、高橋の胸と頭を蹴り上げた。まゆみは伏していた倉橋の背中に両腕をついてしまい、気味の悪い感触に怖気を奮いながらも、体勢を立て直すと、前に居る高橋に半身で向かい合った。驚いたことに高橋は完全に首が後ろ側へ折れていながらも、まだ、まゆみへの前進をあきらめてはいないようだった。それでも、なんとか気を取り直したまゆみが放った廻し蹴りは高橋の頚椎を完全に粉砕したようで、手足をばたつかせながらも高橋はうしろへ倒れ、再び立ち上がってくる様子は見られなかった。ほっと一息をつこうとした、その瞬間、まゆみは右肩に走る鋭い痛みに顔をゆがめた。見ると、かつて、お局様と恐れられた久田がまゆみの肩に事務用ハサミを両手で突き刺していた。すぐにひじ打ちで、相手との距離を離しながらもまゆみは傷の深さを推し量っていた。どうやら止血するほどの傷ではないようだが、ほっとけば右腕の動きが制限されるだろう。
「うヴぉぁああ・・・」
かつて久田と呼ばれた、そのモノは再びハサミを握りなおし、今度はまゆみの顔にめがけて振りかぶってきた。しかし、一瞬早く、右手と左手を交叉するように久田の腕を捕らえたまゆみはそのまま躊躇なく、渾身の力を込めて久田の腕を折った。そして、そのまま久田の左側に踏み込むと同時に、久田の上体を真後ろへと叩きつけた。ジークンドー合気道を組み合わせたオリジナルの技である。
倒れた拍子に、血に汚れ、破れかけた制服から久田の乳房があらわになるが、その右の乳頭は何者かに噛み千切られたかのように乳腺ごとごっそりと引き抜かれ、内の肉を曝け出していた。その肉の中にはおみくじがはみ出しており、引き出して、開いてみると、中吉だった。「待ち人来たる。女難の兆しあり。あと、かまれちゃうかも。」おみくじの予言のとおり、久田はまゆみの腕を掴むと、すぐに噛み付こうと上体を起こしてきた。間一髪、掌打で久田の攻撃を止めたものの、体勢の不安定さからか、頚椎を砕くほどのダメージは与えられなかった。ギリギりと締め付けられる左手を庇いながら、先ほど倉橋に見舞った裂肛指を久田の両目めがけて打ち放った。ところが、久田が上体をよじったがために、中指しか命中せず、しかも指が脳まで達していない。目に入ったゴミを取るかのごとく、久田は空いている左手でまゆみの腕を掴む。このままでは噛みつかれてしまうと思ったまゆみは一度、体を低くした後、久田の顔に頭突きを食らわせた。しかし、これも距離が中途半端だったため、久田に血しぶきをあげさせるしか効果はなく、後ろへ飛び退ったまゆみに向かって、再び久田は立ち上がろうとしていた。万事休す。そう思ったまゆみだったが、その時、視界の端に"それ"を認めた。まゆみはすぐさま、足で"それ"を蹴り上げると、両手でしっかりとかかえこんだ。
「ヴィーーーーーーンズオォォォォオオオオオオ」
まゆみはチェーンソーのエンジンを起動させ、こちらへと一歩また一歩と、歩みをすすめていた久田の胸にそれを突き立てた。
「アバアヴァバナガガガガ」
声にならない叫び声を上げながら、なお一層、距離を詰めようとする久田に容赦なくまゆみはチェーンソーを首に押し当てる。
「ビチャチュチュgytyグユウウビシャーーーーーー」
大量の血を噴出しながらも、最終的には久田は熊の置物と化した。おみやげに最適なテレビの上に置きたくなる一品だ。
まゆみは久田の返り血を大量に浴び、前衛的なメイクを施されたモデルのようだったが、すぐに傍らに落ちていたタオルを拾い、返り血を拭いながらチェーンソーを床に投げ出した。すると、それと同時にまゆみの携帯が聞き慣れた着信音で鳴り出した。アイツだ。アイツがかけてきたのだ。
「・・・もしもし・・・?」
「はは、阿戸澤君かね、まさか君がここまでしてくれるとはねぇ、僕も驚いているよ。ちょいと、君と話しがしたいんでね、エレベータの方は起動させておいたから、ちょっと会長室まで来てくれんかね。じゃ、待ってるよ」
すぐに通話は切られた。
怒りにうち震えながらも、阿戸澤まゆみは中央エレベータに向かうと、果たしてエレベータは再び機能を取り戻していることが確認できた。エレベータ内へ入ったまゆみは、隠しパネルを開き暗証番号と会長室のIDを入力した。やがて、滑るようにして最上階へ到着したエレベータはこれもまた、まったく加速度を感じさせずに停止した。エレベータの扉が開けば、もうそこは会長室の入り口である。
「やぁ、阿戸澤君、待ってたよ。」
扉が開くのと同時に、奥の椅子に深々と腰掛けた初老の男はなれなれしい様子でまゆみに声をかけた。
「実は、僕もいろいろ調べてね、君が派遣社員を装った、BTO、バイオテクノロジー査察法人の執行人であることはもう既に知っているんだ。」
そう言うと、その男は上体を前に起こすと、まるで、親しいものと会話するかのように微笑みながら目を見開いた。しかし、その笑みはこの地上で最も邪悪な笑みだった。
「だが、君も人間だ。くだらない職務より我々の尊い"事業"のすばらしさに気づいてくれると思ってね、しばらく泳がしてみたんだが・・・。君のように才能があり、かつ美しい女性は稀だからね。ふふ」
「・・・。」
「どうだね。今回のこともある。ここはお互い丸く収めようではないか。君はここでのことを組織に報告しない。そのかわり、こちらはBTOを退職した君をあたたかく迎えようじゃないか?どうだね、ウチの特別警備課でなら、君の拳法が存分に試せるぞ」
「それだけは断る・・・!」
言うが早いか、まゆみは後ろでに隠し持っていた久田の事務用ハサミをダーツのごとく品紋会長へと投げつけた。
「パッジェッロ!ミニ!パッジェッロ!ミニ!」
どこからか歓声が沸き起こったが、その精確無比な一打は会長の頭蓋を突きぬかずに、横から巨大な腕に叩き落とされてしまった。叩き落された場所にはピーターの名前があった。
「たわし・・・!!」
それは、人間と呼ぶにはあまりにも巨大だった。なんと、それは体長2メートル、体重100kgの、遺伝子操作によって生み出された益子直美であった。「どうだね、阿戸澤君、これがわが社の研究の成果だよ、どうだい、素晴らしいとは思わんかね?ええ?・・・うんうん、素晴らし過ぎて声も出んかな、ははは。もし、この地上で最強の生き物がいるとしたら、なんだと思う?アフリカ象?、カマキリ?ノンノン、ははは、答えは益子直美だよ。彼女は驚くべきことに自由に肩の関節を外したり元に戻したりできるんだ。な、驚くだろう!(実話)そんな彼女にはもう、既に仕事を与えていてね。実は彼女はトップランナーの司会なんだ。まぁ、彼女に"アタック"されたら、大抵の人間はレシーブしそこなってしまうからね。ははは・・・。」
そう会長が言い終えると、会長の手前には大江千里がセットされた。しかし、今は千里のメガネを気にすることよりも、先に解決しなければならない問題が目の前に迫っている。
やがて、その巨大な生き物は、美しいすっぴん顔をこちらへ向けると、ゆっくりとトークゲストをながめるような目つきでまゆみに近づいてくるのであった。<つづく!>