2005-11-18から1日間の記事一覧

黒木「厳しそうですね」

ako「ええ。僕の肛門も厳しいです。実際、我々のグループでは重度のブログ中毒患者を被験者とするカウンセリングプロジェクトが2004年度から発足しています。現在、βグループにおいてかなりの治療効果が確認されています。あ、いまちょびっと・・・」

黒木「言わば、コンプレックスの裏返しですか?」

ako「全てそうとは言い切れませんが、そのようなケースが多いようですね。ブログがしばしば炎上するのも、当該サイトが書き手の強固な自意識の場で、且つ劣等感が関わっている場合が多いようです。どちらにしろ、そのようなアンバランスな状態を改善するには…

黒木「モテ・非モテ議論のような?」

ako「そうですね。恋愛はソーシャルなコネクションにおけるクリティカルな課題 あ、うんこでそう、ですので、現実で異性に対して忸怩たる思いを持つ人たちにとって恋愛が重要対象になることは自然でしょう。」

黒木「つまり、彼らは現実の自分とweb上の自分を切り離せない?」

ako「うーん。その表現はちょっと違いますね。むしろ人格的には逆転することが多いようですね。現実でクリアできる課題をwebで繰り返す欲求は低いと思われますので、むしろ現実で達成できなかったことをweb上で遂行したいという欲求の方が強いのではないでし…

黒木「具体的にどうすれば?」

ako「まず、ブログを緩やかなコミニュケーションの道具として使用できない原因を探るべきでしょう。よく言われる あーお腹イタイ、"劇場型web人格"というのは、現実での人間関係に充足が求められないためにweb上にそれを求めるジレンマの結果であることが多…

黒岩「読み手の存在を意識しないことは彼らに可能なのでしょうか?」

ako「リアクションを意識しないことと読み手の存在を意識しないことは同じではありません。隷属的意識を持った彼らは過剰に読み手のリアクションを意識しすぎなのです。自分だけのメモ帳代わりにwebスペースを使用すること、つまり読み手の不在と リアクショ…

黒木「それは第二世代は第一世代に回帰すべきという考えなのでしょうか?」

ako「いいえ、そうではありません。あ、勃ってきたうわ、ヤベェ隷属的意識に囚われた書き手には二つの選択肢が提示されます。ひとつは先ほどミズ黒木がおっしゃったような志向性のある動機を持った書き手になるという選択肢です。もうひとつはリアクションを…

黒木「"読み手に操られている"という意識を持った第二世代はどうすればいいのでしょうか?」

ako「これは逆説的に聞こえるかも知れませんが、まず、ブログをやめることです。意外かも知れませんが、このアプローチはパッシブな状態からの脱出を後押ししてくれます。なぜなら、パッシブな状態に陥った原因こそ、"書きたいもの"を持たないからなんです。…